PRIDE-ZEH

高性能樹脂サッシ

もうどこからも熱を入れない!逃がさない!高性能樹脂サッシ

「樹脂」は、日常的に使う物(フライパンの取っ手など)にもよく使用されている素材です。「樹脂サッシ」とは、その樹脂をフレームとして利用している窓のこと。
樹脂サッシは断熱・気密性が高いため、北欧や北米などの寒冷地を中心に普及しています。
現在、国内の新築戸建て住宅でも、北海道で90%、東北3県で約50%が、樹脂サッシを採用しているほどです。
しかし、本州にはあまり行き渡っていないのが現状で、日本全体の樹脂サッシ普及率を見てみると15%程度です。

樹脂サッシの一番の特徴と言えるのが、断熱性の高さ。
樹脂そのものが熱を伝えにくい材質なのです。
アルミに比べると熱伝導率が約1000分の1と非常に低く、この点では樹脂サッシの方が遥かに優れています。
実際、樹脂製サッシの家は、アルミ製を使用している家に比べて、室内温度が夏場は2℃低く、冬場は4℃高くなるという実験結果が出ています。

住まいから最も熱が逃げる場所が「窓」、その性能の差は、暮らしの差。

夏は日射しによって温められた暑い空気の70%近くが窓から室内に入ってきます。
窓の遮熱性/断熱性を高めるとその暑い空気を伝えにくくするため、室内の温度上昇をおさえることができます。
冬は家の中であたためた空気の50%近くが窓から逃げてしまいます。
窓の断熱性能を高めると室内であたためた空気を逃がしにくくするため、室内の温度低下をおさえることができます。
このように窓の断熱性能を高めると夏も冬も少ないエネルギーで保冷保温効果が生まれ快適に過ごせます。

熱貫流率

出典:
[日本]住宅建材使用状況調査、日本サッシ協会(2016)
[アメリカ・EU]日本樹脂サッシ工業会(アメリカ2010-11)
[韓国]日本板硝子(株)調査データ(2011)

たてすべり出し窓+FIX連窓[16513サイズ]
Low-E複層ガラスブルーガス入
樹脂スペーサー仕様
※窓の熱貫流率(JISA4710:2015に準じた試験値)

夏 冬

結露を防いで、カビやダニの発生を抑制。

断熱性が高いということは、冬場の冷気が室内に伝わりにくいということ。
そのため樹脂サッシは、外気との温度差によって生じる結露にもあまり悩まされずに済みます。
なお結露を防止することは、カビ・ダニの発生を防ぐことにも繋がります。
また樹脂サッシは気密性に優れており、外部の音が室内に侵入したり、家の中の音が外に漏れ出たりすることを防ぐため、断熱だけでなく遮音にも効果を発揮します。

アルミ複層ガラス

ガラスにもフレームにも結露が発生し、水滴が流れています。

アルミ複層ガラス

高性能樹脂サッシ

ガラスにもフレームにも結露はみられません。

高性能樹脂サッシ

[温度条件]結露画像:室外温度0℃/室内温度20℃/相対湿度60%

※注意/結露の発生は窓の性能だけではなく、住まいや他の自然環境にも影響されます。室内の条件によって結露が発生する場合もあります。

家での年間冷暖房費を削減。

窓の断熱性能を高めるだけでも冷暖房費の節約になります。
また、おだやかな季節には窓を開けて風を通せば、冷房費を節約しながら快適性を高めることができます。

大阪での年間冷暖房費の比較エアコン温度設定 冬24℃、夏25℃の場合

年間冷暖房費

※住まいの条件により得られる数値は異なりますので目安としてご利用ください。

【算出条件】
  • 住宅断熱仕様次世代省エネルギー基準(平成11年基準)Q値適合レベル
  • 住宅モデル「平成25年省エネルギー基準に準拠した算定・判断の方法及び解説Ⅱ住宅」標準住戸のプラン2階建て/延床面積:120.08m2/開口率:21.0%(1∼3地域)26.8%(4∼8地域)
  • 使用ソフトAE-Sim/Heat(建築の温熱環境シミュレーションプログラム)/株式会社建築環境ソリューションズ
  • 気象データ拡張アメダス気象データ」2000年版標準年/(一社)日本建築学会
  • 想定生活者4人
  • 想定冷暖房機器「平成25年省エネルギー基準に準拠した算定・判断の方法及び解説Ⅱ住宅」に準拠
  • 空調設定暖房:24℃冷房:25℃・60%「住宅事業建築主の判断の基準におけるエネルギー消費量計算方法の解説」スケジュールに準拠した間欠運転
  • 電力量単価27円/kWh(税込)/(公社)全国家庭電気製品公正取引協議会新電力目安単価

高断熱な家で温度変化・結露を抑え家族みんな健やか健康住宅

家族みんなが、元気で、安心して暮らせること。それは、誰にとっても共通の願いです。健康的で安全な暮らしを実現するために最も重要なのが、毎日の生活の基盤となる住まい。
住む人の健康が家の中の温度や湿度と関係していること、皆さんはご存知ですか?
熱中症・入浴時の溺死など、家庭内での事故による死者数が年々増加し、2012年には交通事故死の実に2.5倍にもなっています。

住まいの中で、こんなガマンをしていませんか?

アレルギー
結露が招く
カビ・ダニが原因のアレルギー
急激な温度変化
部屋ごとの急激な温度変化による
血圧変動、風邪、肺炎、気管支炎などの原因
熱中症
高温と湿度により
蒸し暑い室内での熱中症
住まいのリスク

まずは健康リスクと家の温度について考えてみましょう。暖房のないトイレや脱衣所が寒い!という経験はありませんか?
冬の住宅でよく見られますが、実はとても危険な健康リスク。
温度差による急激な血圧変動が原因のヒートショックを低減するには、断熱性を高めて部屋間の温度差を少なくすることが大切です。
さらに研究者による調査で健康の改善効果も明らかに。
これも家の中の温度と関係します。
健康維持に最適な室温を一年中保てることが、改善につながっているようです。
また結露などにより、カビやダニの発生が原因のアレルギーなどを引き起こす事があります。
結露とは、温度が低いところに水蒸気が触れ「水」になる現象です。
そのため、断熱性能を高めること、そして室内の湿度を高くしすぎないことが、「結露・カビ」対策のポイントです。
断熱性能が低い家では、クローゼットの北壁の表面温度が2.8度まで下がり、「結露・カビ」の発生する要因であることがわかります。
健康リスクを考えると、温度差の少ない一年中快適な住まいが理想です。
そこで大切なのが断熱性能。
壁と窓の断熱性能が高い家なら、寒い冬でも家のすみずみまで暖かく、暑い夏はシェードなどで日差しを遮る工夫をすることで涼しさを保ちます。
子どもから高齢者まで、みんなが安心して健康に暮らせるよう、冬暖かで、夏涼しい温度差の少ない、快適な住環境への改善をぜひ実現しましょう。

断熱性能が高い住居への
転居と疾病との関係
  転居前 転居後
アレルギー性鼻炎 28.9% 21.0%
アレルギー性結膜炎 13.8% 9.3%
高血圧性疾患 8.6% 3.6%
アトピー性皮膚炎 7.0% 2.1%
気管支喘息 6.7% 4.5%
関節炎 3.9% 1.3%
肺炎 3.2% 1.2%
糖尿病 2.6% 0.8%
心疾患 2.0% 0.4%
脳血管疾患 1.4% 0.2%

出典:伊香賀俊治「住宅の断熱性能と内装木質化が居住者の血圧・活動量・睡眠・諸症状に与える影響」日本建築学会環境系論文集, Vol.76, No.666, 2011.8

※結露減少によるカビ・ダニ発生改善、暖房方式の改善と24時間機械換気による室内空気質改善、遮音性能改善、新築住宅への転居による心理面での改善などの複合効果と考えられます。

※断熱性能が高い住宅は、断熱性能の低い住宅に比べ冷暖房費が節約できるだけでなく、カビ・ダニ発生の改善や室内の空気質改善などの複合効果により、有病者が減少するという研究成果があります。また、高断熱住宅への転居で糖尿病や心疾患などの有病者が減少したとの研究結果もあります。